劇付随音楽「夏の夜の夢」演奏会が終演を迎え,その名のとおり夢のように消えるかと思われたトラオム祝祭管弦楽団。
しかし楽団内外からの多くの熱い声に応え,待望の第2回演奏会を開催することとなった。
芝居付きの次はこの激アツのオール・サン=サーンス・プログラム!!!!
【曲目】
サン=サーンス
交響詩「死の舞踏」
ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調
交響曲第3番「オルガン付き」 ハ短調
【出演】
管弦楽:トラオム祝祭管弦楽団
ヴァイオリン独奏:三好孝市
オルガン:吉田文
指揮:米本明
【日時】
2019年3月26日(水)
【場所】
豊田市コンサートホール
<ロマンス ハ長調 作品48>
小規模のオーケストラ伴奏が付いたこの曲は、サン=サーンスのヴァイオリン独奏作品の中ではあまり有名ではありません。しかし、「生と死」をテーマにした今回のプログラムの中で極めて生活感の溢れる一場面として、ソリストの強い要望もありアンコールで取り上げることになりました。
柔和で緩急豊かなこの曲からは、柔らかい日差しが差し込む様子や、親の帰りを待つ子供の様子、突然の嵐に慌てる様子、安堵の中眠りに落ちる様子など、日常の何気ない光景が想像できます。
『糸杉と月桂樹』より
<“月桂樹” 作品156>
サン=サーンスはオルガンとオーケストラのための作品を2曲作っています。一つは本日のメインである交響曲第3番『オルガン付き』、もう一つがこの『糸杉と月桂樹』です。
曲の標題のうち、糸杉は“死”の象徴、月桂樹は“栄光”の象徴とされています。『死の舞踏』で始まる今回のプログラムのテーマは、「暗がりの地平を覆うのは死神が奏でる舞踏の調べか、夜明けをもたらす女神の調べか」ということでしたが、最後にもらたされたのが“夜明け”であったならば幸いです。
「夢」のようにふと現れ,「夢」のような一夜を届け,「夢」のように消え去ってしまうオーケストラ。
現れたそのときには,「常識にとらわれない音楽」と「音色で聴かせる音楽」でホールという空間を“夢”で包み込みます。
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